人生100年時代、
認知機能の低下に不安を感じている人が多いなか、
シトラスフラボノイド「ノビレチン」の
健康効果が注目を集めています。
そこで国立長寿医療研究センター老年内科部長で、
認知症に関する著作・講演でも知られる遠藤英俊先生に、
認知機能とノビレチンについてお話をうかがいました。
遠藤 英俊 先生
国立長寿医療研究センター
長寿医療研修センター長 老年内科部長
1982年滋賀医科大学卒業。1987年名古屋大学医学部大学院卒業。米国国立老化研究所客員研究員を経て、国立療養所中部病院内科医長となる。2004年に国立長寿医療センター包括診療部長、2010年より現職。日本認知症学会理事。
<最新著書>
「ボケない!“元気脳”のつくり方 」
(世界文化社)
※1Zhang S. et al., Citrus consumption and incident dementia in elderly Japanese: the Ohsaki Cohort 2006 Study. Br J Nutr. 2017.117(8):1174-1180.
実は、シークヮーサーには、「ノビレチン」という
特長的な食品成分が多く含まれているのです。
実は、シークヮーサーには、
「ノビレチン」という特長的な
食品成分が多く含まれているのです。
※2Ozawa, M.et al., Dietary patterns and risk of dementia in an elderly Japanese population : the Hisayama Study. (2013) Am J Clin Nutr, 97:1076-1082.
PC12細胞の培養液にノビレチンを添加して培養。
添加48時間後の顕微鏡写真。
【試験方法】
神経細胞モデルのPC12細胞において、ノビレチンを培養液に添加して培養。
添加48時間後に顕微鏡で観察。
【評価方法】
顕微鏡写真を基に、突起伸長を起こした神経突起の中で、
細胞の直径よりも長いものに関して数を計測。その数を対照群と比較し、評価。